乾杯のグラスは少し低く。知っておきたい韓国のお酒文化とマナーガイドグルメ

乾杯のグラスは少し低く。知っておきたい韓国のお酒文化とマナーガイド

2026.06.2919

韓国を旅すると、ふとした場面で出会うのが「お酒の席」。焼酎やマッコリを酌み交わす時間は、韓国の人々にとって距離を縮める大切なコミュニケーションです。

ただ、注ぎ方や乾杯のしかたには韓国ならではのマナーがあり、知っておくだけで現地での印象がぐっと変わります。この記事では、基本のマナーから「ソメク」などの楽しみ方、最新の飲みトレンドまで、渡韓前に知っておきたいお酒文化をまとめました。

韓国の「お酒の席」は、もう一つのコミュニケーション

韓国の「お酒の席」は、もう一つのコミュニケーション

韓国では、食事やお酒の席が人と人との距離を縮める大切な時間とされています。目上の人を立て、互いに注ぎ合う——その所作のひとつひとつに、相手への敬意が込められています。

難しく考える必要はありません。基本の流れとマナーを知っておけば、現地の人との時間がもっと心地よくなります。まずは、覚えておきたい4つのマナーから見ていきましょう。

覚えておきたい、お酒の席の4つのマナー

韓国のお酒の席には、目上の人への敬意を示す基本のマナーがあります。

  • お酒を注ぐとき:まずは目上の人から。ビンを右手で持ち、左手を添えるのが基本です。受け取るときも両手で。
  • 乾杯するとき:全員に注がれ、目上の人が音頭を取るまで待ちます。グラスは相手より少し低い位置にするのが敬意の証。掛け声は「コンベ(건배)」。
  • お酒を飲むとき:目上の人の前では、横を向いて口元を手で隠して飲むのが礼儀。正面を向いて飲むのは失礼にあたります。
  • 注ぎ足すとき:グラスが空いてから注ぐのがルール。まだ残っているのに注ぎ足したり、自分で注ぐ「手酌」は避けましょう。

焼酎もマッコリも自由自在 — 韓国流の楽しみ方

焼酎もマッコリも自由自在 — 韓国流の楽しみ方

韓国のお酒は、その場に合わせて自由に楽しむのが魅力です。

  • ソメク(소맥):焼酎×ビールの黄金比ミックス。最も定番の飲み方で、サイダーやコーラを加えるアレンジも無限大です。
  • 酒量は「焼酎◯本」で:「どれくらい飲める?」と聞かれたら、本数で答えるのが韓国流。「2本以上」ならかなりの酒豪です。
  • 雨の日はマッコリ:雨の日や登山のあとはマッコリとチヂミ、というのが韓国の人々に染みついた鉄板の組み合わせです。

韓国ならではの、5つの飲み方スタイル

旅先で見かける、韓国らしいお酒の風景もご紹介します。

  • コンビニ前で一杯:簡易テーブルで、お菓子やラーメンをつまみにしっぽり飲む日常の風景。
  • 一人酒(혼술/ホンスル):自分の時間を大切にするMZ世代に広がる新しいトレンドです。
  • アジア屈指の酒豪:涼しい顔で焼酎を飲む人が多く、ペース配分には十分注意を。
  • 乾杯は「チャン!」:友人同士では、正式な「コンベ」よりカジュアルな「チャン!」が一般的です。
  • 爆弾酒(폭탄주/ポクタンジュ):ビールに焼酎を落とす強力な一杯。盛り上がりますが、酔いが回るのも早いので要注意。

韓国のお酒ワード早見表

韓国のお酒ワード早見表
用語意味
ソメク(소맥)焼酎×ビールの定番ミックス
ポクタンジュ(폭탄주)ビールに焼酎を落とす爆弾酒
ホンスル(혼술)一人で楽しむお酒
マッコリ(막걸리)雨の日やチヂミに合う米のお酒
コンベ/チャン「乾杯」の掛け声(チャンはカジュアル)

旅行前に知っておきたいポイント

お酒の席では、無理をしないことがいちばん大切です。韓国はお酒に強い人が多いので、自分のペースを守りながら楽しみましょう。

飲めない場合は、最初に「あまり飲めない」と伝えておけば大丈夫。マナーを少し意識するだけで、相手への敬意はしっかり伝わります。

肩の力を抜いて、その場の空気を楽しむこと。それが、韓国のお酒文化をいちばん満喫するコツです。乾杯の一杯から、旅の素敵な出会いが生まれるかもしれません。

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