日本と違う「韓国ドミノ・ピザ」 — 旅行者のための楽しみ方ガイド

@uritrip
2026.05.1410
日本と違う「韓国ドミノ・ピザ」 — 旅行者のための楽しみ方ガイド

「同じロゴ、同じ看板。なのに、別物。」

明洞のホテルにチェックインを済ませ、ふと夜更けに小腹が空く瞬間。コンビニまで歩くのも億劫で、スマートフォンを開く。そこに飛び込んでくる、見慣れた赤と青のロゴ — 「ドミノなら、ハズレはないでしょ」。そう思ってメニューを開いた瞬間、多くの日本人旅行者はちょっとした戸惑いに出会います。確かに知っているはずのドミノなのに、どこか、まるで違うのです。

まず驚くのは、トッピングの量です。韓国ドミノを初めて頼んだ日本人は、ほぼ同じ感想にたどり着きます。「トッピングが、多い」。日本のドミノが薄く均一に具を散らすスタイルだとすれば、韓国のそれは一切れの上に具材が山のように積み上がっている印象。ブラックタイガー・シュリンプは尻尾までゴロッと大ぶり、ブラックアンガス・ステーキはサイコロ状にたっぷり。日本人旅行者のブログでも「具材の存在感とボリュームが日本とは違う」というレビューがよく見られます。日本のドミノが「ピザを食べる」感覚なら、韓国は「トッピングをピザが支えている」感覚に近い、と言えそうです。

続いて、価格にも、ちょっとした心の準備が要ります。スーパーデラックスのLサイズで 36,900ウォン (約4,000円前後)。日本のドミノのM〜Lサイズと比べるとやや高く感じるかもしれませんが、サイズそのものが大きく、トッピングのプレミアム感も次元が違います。和牛、直火ステーキ、カニ身、ブラックタイガーといった高級食材を業界で最初に投入したのが韓国ドミノで、「プレミアムピザ」のポジショニングがしっかり確立されています。お得に楽しみたいなら、平日のテイクアウト割引や「1+1イベント」(特定の曜日に同サイズもう1枚無料) を狙うのが定番。日本にはないこの大胆な割引文化もまた、韓国ドミノ体験の一部です。

そしてもうひとつの主役、「エッジ」です。日本のドミノにもチーズクラストはありますが、韓国は端の「エッジ」のバリエーションが圧倒的に豊富です。ダブルチーズエッジ、リコッタチーズ、スイートポテト、コーンチーズ — エッジだけで一品料理として成立するレベル。残った縁をディップソースに浸して食べているうちに、いつの間にかピザ本体が後回しになっていた、ということも起こります。日本のもちもちクラストやミルフィーユクラストとは、まったく別方向への進化です。

「韓国らしい味」を探すなら、ぜひ一度試してほしいのがリアル・プルコギピザ。甘辛いタレを絡めた牛肉がたっぷり乗った、はっきりと「韓国の味」と呼べる一枚です。サツマイモムースが添えられたポテト系シリーズも韓国ならでは。日本人にとっては「ピザにサツマイモ?」と感じても、これが意外なほどよく合います。逆に、日本では定番の照り焼き系・マヨ系・もち・明太子といったトッピングは、こちらではほぼ存在しません。それぞれの国が「自国の食卓」を全力でピザに翻訳した結果が、この違いとして表れているのです。

注文時の小さなコツも記しておきます。公式アプリは韓国語のみですが、Google翻訳のカメラ機能をかざせば十分に注文できます。配達は驚くほど早く、ホテルのロビーまで30分以内に届くことも多めです。日本のドミノアプリのアカウントは使えないので、ゲスト注文か、現地のSIM/eSIMの電話番号認証が必要になる点だけ覚えておくと安心です。

旅の楽しみは、必ずしも観光名所だけにあるわけではありません。むしろ、知っているつもりだったブランドが国境を越えた瞬間、どんなふうに姿を変えるか — その小さな差こそ、その国の食文化をいちばん正直に映し出します。ホテルの部屋で湯気の立つ韓国ドミノの箱を開ける夜。それは景福宮を歩くのとはまた違う、もうひとつのソウル体験になるはずです。

💬 エディターのひと言「夜にホテルで迷ったら、とりあえずドミノ。失敗のない選択肢で、しかも“韓国版”を体験できる一石二鳥です。なお、本記事はPR案件ではありません。」

【実用メモ】注文方法 : 公式アプリ (韓国語のみ) / Web / 電話 (店舗ごと)主要メニュー : スーパーデラックス、リアル・プルコギピザ、ポテト系シリーズ ほか価格帯 : Lサイズ 36,900ウォン (約4,000円)〜配達目安 : 約30分前後 (店舗・時間帯により変動)お得情報 : 平日テイクアウト割引、1+1イベント (曜日指定)

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