1. テイクアウト用コップを持っての乗車はNG!
ソウルの市内バスでは、2018年1月から飲食物の持ち込みが制限されています。テイクアウトの飲み物や、市場などで買った食べ歩きフードなど、こぼす恐れがあるものは乗車を拒否されることも…バスに乗る前に飲食を終えるか、袋に入れて乗るようにしましょう。なお、フタつきのタンブラーやペットボトルはOKです。
2. 韓国のバスはジェットコースター!
韓国のバスは、急発進と急ブレーキが多く、ポンポンとかなり揺れます。日本のバスに慣れている人は「荒い運転」と感じたり、車酔いしやすい人は特に注意が必要です。また、両手に荷物を持って、立ったまま乗車するのはかなり至難の業!韓国はタクシーが安いので、荷物が多い時はタクシーが無難です。
3. 現金はほぼ使えない
支払いは原則「交通カード」か「現金」とされていますが、実際に現金を利用する人はほとんど見かけず、そもそも現金の使えないバスも多いです。さらに、車内に両替機もないため、『バスで現金は使えない』と思っておいた方がトラブルを避けられます。
4. 車内アナウンスがややこしい
次に到着するバス停&次の次に到着するバス停の2カ所が同時にアナウンスされるため、外国人は間違えて下りてしまう人が多いんです。車内アナウンスを注意深く聞いておきましょう!
(バスの車内アナウンス)
이번 정류소는 〇〇역입니다. 다음 정류소는 〇〇역입니다.
イボン チョンニュソヌン 〇〇ヨギムニダ。 タウム チョンニュソヌン 〇〇ヨギムニダ。
今回の停留所は〇〇駅です。次の停留所は〇〇駅です。
次に止まる所は 「이번〜(イボン:今回の)」、 その一つ先に止まる所は 「다음〜(タウム:次の)」 とアナウンスされます。『イボン=降りる』と覚えておくと安心です。
5. 前から乗って後ろから降りる
原則的には、「前から乗って後ろから降りる」のが普通ですが、混雑時は少しでも空いているドアから乗降することが多いです。現地の人の行動をよく観察しながら、周りに合わせて行動しましょう。
6. 乗る時もタッチ!降りる時もタッチ!
交通カードを利用する場合は、「乗る時」と「降りる時」の2回カードリーダーにタッチしなければなりません。基本的に「乗るとき」は前のカードリーダーに、「降りる時」は後ろのカードリーダーにタッチしますが、前後どちらでタッチしても問題ありません。
7. 降りる時はとにかく「素早く!」
韓国ではなんでも早くする「パリパリ文化」があるため、行動が遅いとバスから降りることができません。降りる1つ手前のバス停を過ぎたら出口まで移動して、交通カードをタッチするのが韓国流です。「フライングでは?」と思われがちですが、韓国では停車時間が短いため、日常的によく見る当たり前の文化です。
8. 複数人分を一気に払える
残高や現金が足りなかった場合など、一枚の交通カードで2人分まとめて支払うことができます。機械にタッチする前に運転手に向かって、「2人です(두명이요/トゥミョンイヨ)」というと、2人分読み取れるように操作してくれます!
9. 現在地をこまめに確認
「Naverマップ」はそのまま開いておいて、常にルートを表示させながら「自分が今どの位置にいるのか」を確認しておくと安心。降りる前のバス停を過ぎたことも分かるので、韓国語がわからない場合でも「乗り過ごしてしまった…」なんてことも防げます。