韓国にも日本の「新幹線」や「高速バス」のような移動手段があり、地方旅行には欠かせない存在です。今回は韓国で鉄道に乗る前に知っておくべき情報や、よくあるトラブルなどをわかりやすく解説します。
主に「KTX」と「SRT」の利用頻度が高いです。






韓国旅行で人気の都市「釜山・江陵・大田・大邱・全州」への所要時間と料金をまとめました。
移動手段によって時間や料金が異なるので、旅の計画に合わせて選びましょう。
| 目的地 | 釜山 (プサン) | 江陵 (カンヌン) | 大田 (テジョン) | 大邱 (テグ) | 全州 (チョンジュ) |
|---|---|---|---|---|---|
| KTX | 約2時間30分 59,800ウォン | 約1時間50分 27,600ウォン | 約1時間 23,700ウォン | 約1時間55分 43,500ウォン | 約1時間50分 34,600ウォン |
| SRT | 約2時間30分 52,600ウォン | 約1時間 20,100ウォン | 約1時間45分 36,900ウォン | 約1時間45分 30,300ウォン | |
| 高速バス | 約4時間 26,700ウォン~ | 約2時間50分 16,700ウォン~ | 約2時間 10,300ウォン~ | 約3時間30分 20,300ウォン~ | 約2時間40分 15,000ウォン~ |
| ITX セマウル号 | 約4時間40分 42,600ウォン | 約1時間40分 16,000ウォン | 約3時間35分 31,400ウォン | 約3時間 26,200ウォン | |
| ムグンファ | 約5時間30分 28,600ウォン | 約1時間50分 10,800ウォン | 約4時間 21,100ウォン | 約3時間40分 17,600ウォン |
※ 時間や料金は変更される場合がございますので、最新情報はお客様自身でご確認ください。
※ バスは発着地やグレードによって、時間や料金がそれぞれ異なります。
鉄道の基本的な乗車方法
『KTXが乗り放題になるコレールパス』は外国人旅行客であれば誰でも購入・利用できる乗車券です。
2人で釜山を往復するだけで元が取れちゃう!
| 利用方法 | 往復料金 (ソウル↔釜山) | 乗車回数 | 座席指定 |
|---|---|---|---|
| KTX | 119,600ウォン/人 | 2回 (往復分) | 可能 |
| コレールパス / 一般 個人 (13〜27歳) | 105,000ウォン/人 | 無制限 (10日のうち2日間選択) | 可能 (1日2回まで) |
| コレールパス / セーバー グループ (2〜5人) | 121,000ウォン/人 | 無制限 (10日のうち2日間選択) | 可能 (1日2回まで) |
※ コレールパスの料金や利用条件は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
「旅行中に鉄道に乗る機会が少ない」または「短距離しか移動しない」場合は、
その都度購入するほうが安いかも... よく計算した上でご購入ください。
とにかく乗り遅れないよう、早めに到着することを心がけましょう。
特に、ソウル駅は意外と歩く上に常に混雑しているので要注意!
日本のお正月とお盆に例えられる、年2回の大型連休「旧正月(ソルラル)と秋夕(チュソク)」。連休前後は帰省ラッシュとなり、乗車券もすぐに売り切れてしまいます。(また、カフェや飲食店なども休みのお店が多いため、そもそも旅行に不向きな期間です)
ソウル駅は、さまざまな電車が終着するハブ駅で、ショッピングモールなどの複合施設も併設された大型の駅です。かなり広大な敷地なので、事前に流れを確認し、時間には余裕を持って行くようにしましょう。
列車によっては、後向きに座る座席もあります。座席は前向きから埋まっていくので、前向きの座席に座りたい場合は、早めに予約・購入することをおすすめします。
チケットを購入したらいざ改札口へ!といっても、KTXやSRTなどの高速鉄道には改札機が設置されていないので、「타는 곳(タヌン ゴッ)、Tracks」という表示があるゲートを通過し、そのまま乗車してOK!チケットは電車内でも確認されず(間違った座席に座っている場合は確認されます)、電車内でのチケット購入ができないので、急いで乗車して無賃乗車にならないように、時間に余裕を持つのがおすすめです。
鉄道や高速バス内での飲食は「基本的に可能」です。ただ、匂いが強い食べ物は、周りの乗客(特に乗り物酔いがひどい人)の迷惑となります。特に長時間移動する密閉空間では、普段以上に周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
日本から予約する方法はいくつかありますが、確実なのは公式サイトやアプリなどから予約する方法です。移動手段や取り扱い路線、予約の方法がそれぞれ違うので事前に確認しておきましょう。
冷暖房が効きすぎている場合があるため、上着や薄手のカーディガンなど調節しやすい服を持っておくと便利です。また、移動中の快眠やリラックスのために、アイマスクやイヤホン、耳栓などを用意するとリラックスできます。
基本座席の近くにコンセントが設置されており、長距離の移動でも充電可能です。ただし、列車の種類や座席によってはコンセントがない場合や、通路側だとコンセントに届かない…なんてことも!移動中はスマホの充電も減りやすいので、モバイルバッテリーがあると安心です。