観光弘大から国際電子センターまで、ソウルで楽しむ韓国式ガチャ旅
日本ではおなじみのガチャ文化ですが、最近ソウルでもカプセルトイやフィギュアショップを楽しむ人が増えています。
コインを入れてハンドルを回す短い瞬間、どのキャラクターが出てくるか分からないわくわく感。そんな小さなランダムの楽しみが、韓国でも若い世代を中心に少しずつ日常の遊びとして広がっています。
弘大で感じるカジュアルなガチャ散歩

特にその雰囲気を感じやすいエリアが、ソウルの弘大(ホンデ)です。
カフェ、雑貨店、フォトブースが集まる弘大の街には、ガチャショップやフィギュアショップが自然に溶け込んでいます。以前は一部のファンが目的を持って訪れる場所という印象が強かったものの、最近では友人とごはんを食べたあとに「一回だけ回してみようか」と立ち寄るような、気軽な遊び方が増えています。
キャラクターフィギュア、フードミニチュア、動物モチーフの雑貨など、ジャンルもさまざま。若い人が多く集まる弘大の雰囲気ともよく合っています。
日本人旅行者にとって面白いのは、ソウルのガチャ文化が日本のガチャをそのまま移したものではないという点です。
弘大では、ガチャショップだけで完結するというより、韓国式の雑貨店、アイドルグッズ、フォトブース、カフェ巡りと一緒に楽しむ流れが自然です。ガチャを回して、近くのフォトブースで写真を撮り、雑貨店でキーリングを選び、カフェで開封ショットを撮る。そんな一日が、弘大らしい楽しみ方です。
日本の秋葉原や池袋が目的型のオタク旅に近いとすれば、弘大のガチャ文化はもう少し軽く、街歩きの延長にある感覚です。初めて韓国のフィギュア・ガチャ文化を見てみたい方には、弘大がいちばん入りやすいエリアです。
たまごっち再注目と大型IPポップアップ

最近は、たまごっちの再注目もこの流れを後押ししています。
2026年4月には、ロッテ百貨店が蚕室ロッテワールドモールでバンダイナムコのポップアップを開催し、たまごっち、ガシャポン、ドラゴンボール、デジモン、ガンダムなどのIP商品を紹介しました。手に入りにくいたまごっちの新商品やガシャポンゾーンも用意され、韓国のキダルト層からも注目を集めました。
たまごっちは日本で生まれた懐かしいアイテムですが、今の韓国では20〜30代のレトロ感性とキャラクター収集文化が重なり、新しい楽しみ方で受け入れられています。
国際電子センターで楽しむ深めのグッズ探し

もう少し深くフィギュアやガチャ文化を見たい場合は、弘大だけでなく南部ターミナル駅にある国際電子センターもおすすめです。
韓国では「국전(クッチョン)」という略称でも知られている場所で、もともとはゲームや電子製品を見に行くスポットとして親しまれてきました。最近では、フィギュア、アニメグッズ、ガチャ、くじ系アイテムを探す人にとっても注目の場所になっています。
特に9階にはフィギュアショップやグッズショップが集まっていて、一度にいろいろ見て回りやすいのが魅力です。地下鉄3号線・南部ターミナル駅とつながっているため、アクセスもしやすいです。
日本人旅行者には「ソウルの中で出会う韓国式の秋葉原」と説明すると分かりやすいかもしれません。ただし、実際の雰囲気は秋葉原のような大きな街全体の商圏というより、ひとつの建物の中に趣味のショップがぎゅっと集まった屋内型スポットに近いです。
弘大と国際電子センター、どちらを選ぶ ?

旅行コースとしては、弘大と国際電子センターを同じ日に無理にまとめるより、目的に合わせて分けるのがおすすめです。
弘大は、延南洞、合井、上水と一緒に半日コースで楽しみやすいエリアです。ガチャショップをいくつか見て、雑貨店やカフェも一緒に回れば、20〜30代の女性旅行者にも取り入れやすいスケジュールになります。
一方で、国際電子センターはフィギュア、ゲーム、アニメグッズをしっかり見たい人向けです。探しているキャラクターがある方や、韓国のグッズショップの雰囲気を日本と比べてみたい方には、こちらのほうが満足度が高いかもしれません。
ソウルで出会う韓国式ガチャ文化

韓国のガチャ人気は、単に「日本の文化が韓国でも人気」という話だけではありません。
弘大では若い街歩きの文化と混ざり、蚕室のポップアップでは大型IPイベントとして広がり、国際電子センターではフィギュアやグッズを探す目的型スポットとして楽しまれています。同じガチャでも、どこで出会うかによって雰囲気が少しずつ変わります。
日本でガチャやフィギュア文化が好きな方なら、ソウルではどこか懐かしくて、でも少し新しい楽しみ方に出会えるはずです。
カフェやグルメだけでなく、次のソウル旅行では小さなカプセルをひとつ回してみるのもおすすめです。意外とその中に、今の韓国の趣味文化がぎゅっと詰まっているかもしれません。





