旧正月の渡韓を計画している方から毎年増える質問が、「旧正月ってお店は開いてる ? 」「観光できる ? 」というもの。結論から言うと、旧正月期間でもソウル旅行は十分楽しめます。ただし、普段と同じ感覚で動くと「休みだった…」が起きやすいのも事実。この記事では、韓国の旧正月「ソルラル (설날) 」の基本から、旧正月の営業傾向、旅行前にやるべき準備、さらに明洞・弘大・聖水・江南のエリア別の動き方まで、まとめて解説します。
韓国の旧正月「ソルラル」とは ?
旧正月 (ソルラル/설날) は、日本のお正月と同じく一年の始まりを祝う、韓国で最も重要な祝日のひとつです。「秋夕 (チュソク) 」とともに二大名節に数えられ、家族が集まり、新しい一年の無事と幸せを願って過ごします。
ソルラルは旧暦を基準とするため日付が毎年変わり、陽暦では1月下旬から2月中旬頃にあたります。通常は当日とその前後をあわせた3日間が祝日となり、多くの人が帰省のため移動します。
そのため連休中は、店舗の休業や短縮営業が増える傾向にあります。旅行や外出を予定している場合は、この期間とその前後も含めて事前に営業情報を確認しておくと安心です。
2026年のソルラル当日:2月17日(火)2026年は週末と重なるため、前後の祝日とあわせて、2月14日 (土) から2月18日 (水) までの5連休となります。
旧正月に韓国の人たちは何をする ?
この日は一年の始まりを祝うとともに、家族やご先祖との絆を深める大切な行事で、多くの人々が故郷に帰省し、家族・親戚と集まって過ごします。いわゆる「民族大移動」のシーズンです。
韓国人の過ごし方をざっくりまとめると…
- 韓国の伝統衣装「韓服 (ハンボッ)」を着る
- 先祖を迎える儀式「茶礼 (チャレ) 」を行う
- 目上の人に「新年の挨拶 (セベ) 」をする
- 子どもたちが大人にセベをして「お年玉 (セベットン) 」 をもらう
- スープにお餅を入れた韓国式お雑煮「餅スープ (トックク) 」を食べる
旅行者の視点で言うと、街中が少し静かになったり、家族連れが増えたりして、普段とは違う“韓国の正月の空気”を感じられるレアな時期でもあります。
旧正月の「開いてる/閉まる」早見表
ソルラル期間中の営業状況は、店舗や施設によって異なるのが前提ですが、全体的な傾向はある程度予測できます。
| カテゴリ | 開いてる傾向 | 閉まりやすい/短縮しやすい | 旅行者の対策 |
| 交通 (ソウル市内) | 地下鉄・市内バスは基本運行 | 本数や間隔が普段と違うことはある | 2026年は2/17・2/18に終電延長 (深夜1時まで) |
| 交通 (地方移動) | 動くが…混む | KTX/SRT/高速バスは帰省ラッシュで取りにくい | 旧正月に地方への移動は難易度高め |
| 買い物 (百貨店/大型モール) | 営業するところもある | 当日+前後いずれか休業が出やすい | 公式サイト/ SNSで営業時間「설날 영업시간」を確認 |
| 買い物 (明洞などの路面店) | 観光地は開く店も多い | 店ごとの差が大きい | 行きたい店は前日までにSNS確認 |
| 飲食 (チェーン) | 比較的安定して営業 | 店舗によって短縮あり | 旧正月はチェーンが安定。迷ったらまずチェーンで腹を満たす |
| 飲食 (個人店・市場) | 開いてる店もあるが読みづらい | 休業・短縮が増える | 「絶対行きたい場所」なら事前確認必須 |
| 観光 (古宮・博物館) | 無料開放・イベントが出やすい | 休館日が変更される場合も | 公式告知を当日確認 |
| 病院・クリニック | 大きい病院は対応窓口があることも | 個人クリニックは休診が多い | 常備薬持参/施術予約は必ず事前確認 |
気になるお店がある場合は、NAVERマップや公式SNSで事前に営業情報を確認しておくと安心です。渡韓前にこのポイントを押さえておくだけで、予定変更などのトラブルを大きく減らすことができます。
旧正月におすすめの過ごし方
- 古宮めぐり (景福宮・昌徳宮など)旧正月期間は、ソウルの主要な王宮などが無料になることも。
- 韓服レンタルで古宮散歩韓服は旧正月の雰囲気と相性がよく、夏ほど体力を削られない。
- 北村韓屋村〜三清洞をゆっくり歩く韓国の伝統×おしゃれが同時に楽しめるエリアで、歩いてるだけで楽しい。
- 国立中央博物館・国立民俗博物館で文化体験韓国の歴史・伝統文化に触れる。ソルラルに合わせた様々なイベントも。
- 旧正月っぽいご飯を食べる旧正月らしさを味わいたいなら、餅スープ (トックク) は鉄板。
- 南山タワーで新年気分を味わう新年の願い事を書いたり、新年を祝うイベントが開催されることも。
- 韓国民俗村で新年行事を体験する伝統遊びや公演など、ソルラルらしい体験ができる。
- チムジルバン (サウナ) でまったり過ごす休憩・食事・仮眠までできて、旅の疲れも取れる。
- 大型モール・百貨店で“屋内ショッピング”食事や買い物、休憩まで館内で完結できて、寒さや休業の影響を受けにくい。
- カフェはチェーン中心で“確実に休める場所”を確保個人カフェは休みの場所が多いため、まずは安定枠を押さえるのがコツ。
ソウルのエリア別攻略|明洞・弘大・聖水・江南の動き方
観光客向けの店が多いエリアは、ソルラルでも営業している可能性が高い一方、個人店が中心の街では事前の確認が欠かせません。ソルラルをスムーズに楽しむためにも、エリアごとの特徴をあらかじめ把握しておきましょう。 明洞(ミョンドン)|ソルラルでも「営業率」高めの安心エリア観光客が多いエリアのため、ソルラル期間中でも営業している店舗が多く、動きやすいのが特徴。ただし、路面店は店舗ごとに休業日が異なるため油断は禁物です。→向いてる人 : 初めての韓国旅行/買い物メイン/休業日に当たりたくない人
弘大(ホンデ)|個人店が多く、当たり外れの差が出やすいエリア若者に人気のエリアで個人店が多い分、旧正月は「営業する店」と「休業する店」の差が出やすい傾向があります。行きたいショップやカフェは、事前にSNSなどで営業情報を確認しておくのが安心です。→向いてる人 : カフェ巡り/雑貨・ファッション好き
聖水(ソンス)|おしゃれエリアほど「休業リスク」あり=事前確認が鍵にポップアップや人気店が集中する場所ですが、旧正月は個性派の個人店は休みの可能性があります。逆に言えば、営業確認さえしておけば満足度の高いエリアです。→向いてる人 : ポップアップ目的/カフェ巡り/セレクトショップ好き
江南(カンナム)|大型施設&チェーンが多い、安定感のあるエリア大型商業施設やチェーン店が多いため、ソルラルでも行き先がなくなりにくいのが魅力。美容目的との相性も良いエリアですが、休業する可能性もあるため事前確認・予約をしておきましょう。→向いてる人 : 美容・クリニック予定あり/快適さ重視/ショッピング中心
旧正月に失敗しないコツ
旧正月は“準備した人が勝つ”シーズン。最低限これだけはやっておくと安心です。
- 行きたいお店・カフェ・ショップの営業確認は必須特に個人店は「短縮営業」や「当日休み」が出やすい
- 航空券とホテルはできるだけ早めに予約するこの時期は航空券の価格も高騰し、早い段階で予約が埋まることも
- 休みだった場合に備えて、第2・第3候補も用意しておく同じエリア内で代替できる店を保存しておくと◎
- KTX・高速バスなど地方移動はできるだけ避ける帰省ラッシュで満席になりやすく、移動が読めないことも
- クリニックや施術は休診日・予約枠を必ず事前に確認ソルラル連休は個人クリニックが休みになりやすい
- 大型モールなど、屋内で完結できる場所を1つ確保予定が崩れた時の逃げ先になる (ただし営業時間は要確認)
- 現金も用意しておくと安心一時的に現金のみ対応のお店もある
- 常備薬・マスクを持参 (黄砂・PM2.5対策)鼻炎薬・目薬・のど飴など「春先セット」があると安心






