「ソウル~釜山が1時間台に」…世界で2番目に速い高速鉄道、2030年に試験運行予定

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「ソウル~釜山が1時間台に」…世界で2番目に速い高速鉄道、2030年に試験運行予定

ソウルから釜山まで1時間台での移動が、もうすぐ現実になろうとしています。韓国政府は、時速370kmで走る次世代高速列車「EMU-370」の核心技術を完成させ、2030年から試験運行を行うと発表しました。これが実用化されれば、中国に続いて世界で2番目に速い高速列車となります。

この新型列車は、既存の「KTX-青龍」をベースにしていますが、単にスピードを上げただけではありません。モーターの出力が大幅に向上した一方で、走行時の抵抗や揺れ、騒音は減少し、より静かで快適な乗り心地を実現しています。また、ヨーロッパよりも厳しい安全基準をクリアし、部品の国産化にも成功するなど、技術的な完成度も非常に高いのが特徴です。

今後のスケジュールとしては、2026年に車両を製作し、2030年に試験運行を行った後、2031年以降の商用化を目指します。将来的にこれが走り出せば、ソウルから釜山、光州、大邱といった主要都市がすべて1〜2時間台で結ばれ、全国が実質的な一つの生活圏になります。政府はさらに、時速400km級の次期モデルの開発にも着手する予定で、韓国の交通網に大きな変革が訪れそうです。

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