1カ月ぶりに漢江バスの運航再開 ! 初日から利用者3000人超え

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1カ月ぶりに漢江バスの運航再開 ! 初日から利用者3000人超え

ソウルの新しい水上交通として注目を集めている「漢江 (ハンガン) バス」が、2025年11月1日から正式に運航を再開しました。

路線はソウル西部の麻谷 (マゴッ) を出発し、汝矣島 (ヨイド) — 狎鴎亭 (アックジョン) — 蚕室 (チャムシル) までを結ぶもので、通勤にも観光にも利用できる便利な交通手段です。

平日は15分間隔で運航し、将来的には急行便の導入も予定されています。

「乗船券 (1回券) 」だけでなく『交通カード (T-money・EZLなど) 』での決済が可能で、地下鉄や市内バスとの乗り換え割引にも対応まさに「川の上を走る新しい交通手段」として期待が高まっています。

再開初日から大盛況

再開初日には、なんと3245人の市民が利用 !

各乗り場では早い時間に整理券が配布終了になるほどの人気ぶりで、再開を心待ちにしていた市民が多かったことが感じられます。

2日目の朝も、始発地の蚕室や麻谷では数十名が乗船し、中間の汝矣島や狎鴎亭に到着するころには定員の半数近くが埋まる盛況ぶりだったとのこと。

 一方で安全性への懸念の声も

「漢江バス」は安全性と定時性を高めるため、9月29日から約1か月間は無乗客で試験運航を実施。

その結果、船長たちの接岸スキルが向上し、定時運航率も安定したと報告しています。

さらに電気系統などの細かな不具合も修正され、QRコードでの乗船手続きや自転車の持ち込みなど「新たな機能」も追加されました。

一方、試験運航中には計3件の軽微な事故 (接岸時の衝突や夜間のブイ接触など) が発生していたことが判明。

ソウル市は「注意不足による小規模な事故で、安全性に問題はない」と説明していますが、市民の中には「本当に安全なのか」という声も。

市は再発防止策として、乗組員ごとに固定の担当船を割り当てる「マイシップ制度」を導入し、運航熟練度の向上を図るとしています。

安全対策を強化しながら再スタートした漢江バス。便利さと話題性を兼ね備えた“ソウルの新しい通勤&観光手段”として、今後の展開にさらに注目が集まりそうです。